作文の腕をあげるうえで
心掛けることといえば
最初は 技術に忠実にいることでしょう。
「守・破・離」という言葉を
どこかで聞いたことがあるかたも
いらっしゃるかもしれません。
(wikipedia http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%88%E7%A0%B4%E9%9B%A2)
初心者の段階では
習ったことを守ることが
一番大切です。
きちんと守れば
それなりの文章が 書けます。
技術に慣れてきて
気をつけなくても プロ風な文章が書けるようになったならば
今度は 破
の段階かと思います。
基本ばかりに忠実な文章は
しっかりはしているものの
個性に欠けるかもしれません。
……技術を知っている人からみれば
「ああ、あの技をやってみてるな」と……
型どおりすぎては、
面白みに欠けるわけです。
そこで 破
しかし、破るとは
技術を壊す
という意味ではありません。
技術を守ることは消化しているので
その血肉化した技術で
「自分を表現する」ことの方に
軸足を置く、ということです。
もう、いちいち
こういう技、ああいう技
とはいわずに、それらが融合している段階です。
そして最後に、離
教わった技術よりも
いいものを開発して
人に伝えていく段階
守・破・離
憶えておいて損はないでしょう。