読売新聞が主催となっている全国小・中学校作文コンクールは、すでに60回以上の開催がある歴史あるコンクールとなっています。日常生活で体験したことや、創造によって作られたもの、読書感想文など、かなり広い範囲の作文を募集しているのも特徴となっています。
テーマに制限がないというのが非常に魅力的に感じる子供も多く、自由な発想を形にすることができるコンクールとしても人気を博しているのです。さらに、通常のコンクールでは原稿用紙の枚数制限があるのが一般的ですが、全国小・中学校作文コンクールは一切の制限がないのです。ですから、思い思いに原稿用紙を埋めることができるのです。
応募は1人1編となっていますが、自由に構成して作品を仕上げることができるので、規制がない環境で本領発揮することができるというのも、子供にとっては過度なプレッシャーがありません。
コンクールは小学校低学年、小学校高学年、中学校の3部に分かれています。また、各部門ごとに文部科学大臣賞をはじめとした賞が与えられるようになっています。
自由な発想で書くという作文のスタンスは、ある意味斬新です。ただ、そこから自分なりの形を作り上げるエネルギーは、日常生活の感受性にも影響します。さまざまな体験を切り取ることができるスタイルだからこそ、それぞれの良さが光る作文が出来上がるのです。
普段の生活がこんなにも変化に富んで豊かなものであることがわかるのが、全国小・中学校作文コンクールなのでしょう。