作文のテーマで使われる意見文。自分の考えをまとめ、ある程度の方向性を示さなければならないという特徴を持っています。漠然と今までの経験を述べるのではなく、決められたテーマに沿って考えたことを文面に書き連ねる必要があるのが意見文なのです。
たとえば、「ゲームは遊びとして必要か?」などの意見文のテーマがあるとします。これに対して自分なりに答えを固め、それに添って理由付けを行っていくのが意見文のスタイルです。
ですから、必ず自分なりの答えを導き、それについて論じるという姿勢が必要になります。こうした内容をまとめる場合には、矛盾が生じないような組み立てが必要です。一方では否定的な意見であっても、肯定してしまっているようでは方向性が揺らいでしまいます。
ですから、結論に至った経緯を論じるためには、一貫した考えをまとめるという癖をつけなければならないのです。それさえ守っていれば、意見文という作文のテーマに対して、大きな負担を感じることもないでしょう。
ただ、テーマによってはなかなか答えを固めるのに困ってしまうようなものがあるかもしれません。たとえば、「消費税増税は生産者への負担をどのように変えるか?」などといったものは、具体的な例を示しながら論じることは大変です。
でも、自分なりにどのようにして結果を出したかを見たいのが意見文なので、自分なりのまとめ方がしっかりできていれば、不足するような構成にはならず、まとまりのある作品へと仕上がるのです。