接続詞をうまく使うと、文章も少しばかり洗練されたものになります。
接続詞にも、いくつかあり、役割も異なります。
そして、それから、そこで、など、二つの文を普通につなげるもの。
しかし、けれでも、だが、など、逆説的な文につなげるもの。
そこで、だから、したがって、など、原因・理由につなげるもの。
また、さらに、しかも、など、同じものを並べたり、付け加えるもの。
接続詞の一つの役割として、同じ言葉の繰返しを防ぐこともあります。
今日は朝から雨だった。
雨で外に出るのは嫌だったが、どうしてもはずせない用事があった。
雨だったが、仕方なく外出した。
今日は朝から雨だった。
それでも、どうしても外せない用事があった。
このため、仕方なく外出した。
接続詞を使うことで、同じ言葉の繰り返しが防げ、回りくどい文章になりません。
接続詞にはいろいろとありますが、できるだけ使わないほうがよい言い方もあります。
けれど、といった幼児言葉や口語は使わないほうが文章らしくなります。
逆に、したがって、かつ、ゆえに、という言い方も文章が硬くなってしまいます。
これ以外、にもかかわらず、とか、それにもかかわらず、など、あまり長い接続詞も避けたほうがよいでしょう。
また、ものや事柄を並べるとき、と、という接続詞を使いますが、○○○と×××と△△△と□□□というように、あまり、と、の接続詞を使いながら並べすぎると読みにくくなります。
この場合、○○○と×××、そして△△△、さらに□□□、などと、文章のリズムを考えながら、適当に区切って別の接続詞でつなげると良いでしょう。