作文を書きあげた後は、一度文章を読み返し、できるだけ客観的に、おかしな言い方はないか、文がわかりにくくないか、良く考えてみることです。
どうも、もう一つ文がわかりにくいような場合、少しばかり順序を入れ替えることでわかりやすくなる事があります。
例えば、主語と述語の関係を見直してみます。
できるだけ主語と述語が近くなるように言葉を入れ替えてみると、かなり文章がわかりやすくなります。
また、修飾する言葉と、被修飾語の関係にも気をつけることです。
僕は、田中君が鈴木君が山田君の家にいたことを知っていたことを知りませんでした。
これでは、よくわかりませんね。
この場合、誰が、どうしていたのか、という関係を良く考え、関係のある言葉を近づけるようにします。
僕は、知りませんでした。
田中君が知っていた。
何を?
鈴木君が山田君の家にいたことを。
このように、まずは、関係のある言葉をつなげ、短い文でまとめます。
これらの短いを文、あらためてつなげます。
鈴木君が、山田君の家にいたことを、田中君は知っていた、ということは、僕は知りませんでした。
これで、少しわかりやすくなります。
また、あまり文章が長すぎるのも良くありません。
鈴木君は、山田君の家にいました。
このことを、田中君は知っていました。
でも、僕は知りませんでした。
短い文章で区切り、うまく接続詞でつなげれば、文章にもリズムが生まれ、読みやすくなります。