私事ですが、1歳半の子供がおります。
毎日が成長の連続で、
昨日までと今日が、どこか違う。
そんな日々を記録するとなると
方法は、視覚によるもの・聴覚によるものなど
いろいろあります。
写真は視覚、録音は聴覚、録画は視覚と聴覚
というように。
私の場合は、文章も使います。
まずは、メモを取ります。
思いつくまま、ざっと。
●一人で立てるようになった
●よちよち歩きをするようになった
●受話器を取って 何やらわうわう話す真似をするようになった
文章の技術でいうと、これは報告文です。
一切の事情や説明を抜きにして
状況を端的に表現するもので
上記の例でいうと 写真と似ています。
このうちの 最初の一つを
5感を入れた作文流にすると
こうなります。
●子供用の小さな買い物袋を片手に ひざ立ち歩きをしていた娘が
DVDプレイヤーの棚に手をかけてなのか
または襖に手をかけてなのかは見逃したけれども
テレビの前で、いつの間にか二本足で立っていた。
おお、これは大変なことだと
台所にいる妻を呼ぼうとしたけれども
その声に驚いて 座りこんでしまってはいけないと
私は代わりに息を飲んだ。
娘はこの 人生初めての経験に
まるで気付いる様子はなく
画面に映し出されるぬいぐるみを注視したまま
片手は買い物袋を肩に担いだまま。
私は心の中で数を数えていた。
娘の横顔がにこっとするたび
生えはじめた歯が見える。
・・・60,61,61・・・ついに一分を過ぎたぞ!・・・
72を数えたところで、娘は襖に手をついて
膝をゆっくり曲げながら
お尻を畳の上についた。