作文、論文で「!」「?」といった記号は、禁止されているわけではありませんが、やはりできるだけ使わないほうが良いでしょう。
!を使ったからといって、決してその語句が強調されるわけではなく、むしろ、いかにもここを強調したい、という安易な意図が感じられて、読む側もかえって興ざめしてしまうものです。
「!」「?」といった記号を多用すると、文章全体が薄っぺらな印象になってしまいます。
理科系で、横書きの論文・レポートの場合、コロン(:)、セミコロン(;)は良くつかわれますが、通常の作文では、これらの記号は本来日本語にはない表記なので、使わないほうが良いでしょう。
また横書きでは文の最後にピリオド(.)が使われることがありますが、縦書きの作文では、横書きと混同しないよう、文末には必ず句点(。)を書きます。
学校では、評価のときに◎、○、△、×という記号で評価することが多く、これらの記号も比較的なじみがありますが、作文ではこうした記号も使わないことです。
パーセントは、縦書きの場合、十パーセント、一〇パーセント、一〇%などの書き方がありますが、10パーセントか10%(10は半角数字で1マス)が一般的です。
平米も、10平米、10㎡、十平方メートル、などの書き方がありますが、縦書きなら10㎡か10平米が一般的です。
cm、kg、mlなどの単位は、単位ごとで1マスに書きます。
この場合も、センチメートル、キログラム、ミリリットルと書いても良いのですが、文字数を節約したいのなら単位語で書くとよいでしょう。