入試の作文テーマ例は、対象となる学校や企業の過去の傾向を調べるのが良いでしょう。その方が、確実性の高い情報が得られ、具体的な対策を立てることができるようになります。
どのテーマでも書くことになるのが、時制に関する概念です。現在のことを書けばよいのか、もしくは過去・未来についてを書くべきかによっても、構成される内容は大きく異なります。
たとえば、「○○に入ってからやりたいこと」などというテーマは、学校生活にも仕事にも使えるテーマです。ですが、そこで独自性を出すには、それなりの説明能力が必要になるのです。
「今までの経験で得たこと」を書くようなテーマも多く使われます。やはり、そこから何を感じ、これからの自分にとって何がプラスになったかを掘り下げるのは、面接での対応に繋がる部分でもあるのです。ですから、矛盾がないような組み立てができているかを、作文や小論文と面接を合わせて判断するということが行われることも想定しなければなりません。
自分なりのことばでまとめることも重要ですが、全てが筋が通った内容にしなければ、どちらも評価が下がってしまう可能性があるのです。だからこそ、テーマに沿って矛盾しないような構成を組み立てる癖をつけましょう。
自己PRを兼ねた入試の作文もよく使われているでしょう。それは、自己分析をどこまで深くできるかを推し量る資料としても利用することができるのです。単に文章表現やルールに沿った内容を書いているかを求めるだけでなく、多様な評価に繋げることができるのが入試の作文なのです。