作文の基本となる原稿用紙の使い方。当たり前のように思っているかもしれませんが、その基本をおさらいするのも良いかもしれません。
原稿用紙の使い方は縦書きと横書きがありますが、どちらの場合も基本となる使い方は同じです。縦書きであれば上から下に書き進めます。行の進行方向は右から左。横書きであれば左から右に文面を書き進めます。行の進行方向は上から下となります。
ほかにも原稿用紙の使い方の決まりがあります。たとえば、題名や名前の書き方もそうです。段落の書き始めにおいても、マスを空けて書くというのは縦横同じなのです。
まだまだ原稿用紙の使い方には細かなポイントがあります。句読点は1マスに書くのが通常ですが、行の最後に来る場合には文字と一緒に書くことがあります。もちろん、欄外に書いても良いとされています。
小さな文字を書く場合にも決まりがあります。こちらも文字の小ささが特徴となりますが、それでも1マスを使って書くとされているのです。拗音や促音がそれにあたります。
会話文を用いる場合には「」を使います。ときには二重かぎを利用して強調することもできるのです。
こうした原稿用紙の使い方と基本的なルールがわかっているだけでも、作文の苦労は半減します。それもわからずに作品を手がけたとしても、見やすさという点での評価は得られません。ですから、作文を書く機会があるのであれば、最低限のマナーを守っておくことで、奥ゆかしさを演出することができるのです。