作文お役立ち情報

小文字の書き方


作文の文章を書く際、句読点(、。)や、カッコ類(「」、『』)など、いわゆる約物が行頭に来てしまう場合、前の行の一番下に入れますが、「っ」「ゃ」「ァ・ぁ」、「ィ・ぃ」などの小文字、いわゆる促音は、一つの文字と考え、行頭に書くことになります。
小文字が行頭に来ると、見た目が悪くなりますし、「チョ」などは一つの音節であり、1マスに書くのが正しいのでは?と思うかもしれません。
厳密には、決まったルールはないのですが、原稿用紙などに書く場合、促音・拗音が行頭に来ても、そのまま行頭に書くのが一般的となっています。

ひらがな(ぇっゃ)は許容されることもありますが、通常は小文字は禁則処理の対象にならないことが多いものです。
印刷物の場合、小文字も句読点などと同様、禁則処理が行われることがあり、学校の教科書などを見ると、促音・拗音が行頭にくることがないように印刷されていますが、これは児童の読みやすさに配慮されたもので、作文を書く際と印刷は別物で、通常の作文では小文字は一つの文字と考えればよいでしょう。

決まったルールがないのなら、小文字を行頭に書かず、行の最後の欄外に書いても良いかもしれませんが、学校などの作文の場合、欄外に文字を書くと減点の対象にされることがあるので、欄外には文字は書かないことです。
特に、文字数の制限がある場合、文字数の計算の問題もあるので、小文字も一つの文字と考えることです。
大学入試の小論文などでも、文字数の制限があるのなら、小文字は欄外に書かず、必ず行頭に書くようにします。

役に立った/参考になったと思ったら共有をお願いします。

関連記事

カテゴリー

通信講座 クレア作文学校

  • 東京都北区王子本町1-15-5
  • 電話番号 03-3900-6667
  • mail@crea-academy.com