推薦入試の作文のポイントとしては、問われていることに対して適切な解釈が行われ、筋道を立ててしっかり説明できているかが問われます。自分の思いを込めることも大切ですが、内容の濃さというのも考えなければなりません。
また、作文は出題テーマが必ず存在します。それを第一に考え、全体を見渡したときに矛盾が生じないような構成にしなければなりません。ですから、作文のテーマをよく理解したうえで、条件の従った文面の組み立てを行う必要があるのです。
たとえば、自分についてを書くようなテーマが与えられているのであれば、論理的に書くのはもちろんですが、具体性を持たせるような表現を使用しなければなりません。作文は自由なようでそうではありません。しっかりと自分自身を中心に、色々な事柄を関連付けながらまとめることができるかが問われているのです。
作文を書くときには基本構造を知ることが重要になります。そうすると、どんなテーマであっても構成が可能になるでしょう。特に推薦入試であれば、具体的な質問形式でテーマが出題されることがあります。
「高校に入って何を頑張るか」というような漠然としたテーマではなく、「柔道をやることで何を目標とするか」など、もっと狭い範囲で論じる必要があるという特徴があるのです。作文のテーマを自分で噛み砕くことは、それが文面のエッセンスになります。いかにして与えられたものに対しての回答になるかが、作文の良し悪しを決めるポイントでもあるのです。