作文・論文は小説ではないので、いわゆる小説的表現は避けなければいけません。
小説的な表現と違うのは、いかに論理的に表現するか、ということになります。
また、作文、小論文は、いかに自己を表現するか、ということが大事となります。
ただ、作文の場合は、自分の体験などが中心となるので、論理的な表現よりも、自分の感性をアピールできる豊かな表現が重視されます。
このため、少しばかりは文学的な表現を織り込むのも良いでしょう。
でも、文学的表現とはどのようなもの?と思うかも知れませんが、これはいろいろとあり、簡単にいえば、多少は大げさな表現の仕方、おおげさな例え、ということになるでしょう。
また、ある程度主観的なものの見方や、逆に、少しばかり曖昧な表現も許されます。
これ以外、少しユニークな表現、というものも考えてみるとよいでしょう。
論文の場合は、客観的なものの見方が重視され、自分の意見、考えを述べる際も、なぜそのように思うのか、はっきりした理由も述べる必要があります。
論文では、序論、考察、自分なりの意見・考え、根拠、結論、までをいかに論理的に表現するか、ということが大事となります。
また、論文の場合、(だ)と思う、(だ)と思います、~かもしれません、といった口語的な表現は使わないように注意が要ります。
文末は、~と考えられる、~の可能性がある、~のように考察される、といった論文向けの表現を使うようにします。