作文の一人称は、女の子の場合、私で良いのですが、男の子の場合、小・中学生までは、僕で、高校生からは一般的な作文では、私がふさわしいでしょう。
自分は一人称としては不適切で、俺という言い方は、場合によっては減点の対象とされます。
私が、性別に関わりなく、公的な場面で使われる一人称とされます。
僕は、やや砕けた略式の場面で使われる男性の一人称とされ、会話文などでは使うことも許容範囲とされます。
ただ、作文は自由に自分の気持ちを表現するのも大事なので、よほど下品で読む側に不快感を与えない限り、自由に言葉を使っても構わないと言えます。
実際、小説やエッセイでも僕の一人称で書かれていることが多いものです。
しかしながら、人権に関する作文など、社会的に重要なテーマで作文を書く場合、この中で意見を述べる際は、僕の一人称だと軽い意見、考えのように捉えられる可能性もあります。
読む側に誠意のこもった意見、考えとして伝えたいのなら、私のほうがふさわしいことになります。
要は、作文のテーマ、内容によって一人称の使い方を考えることです。
ただ、僕と私を併用するのは避け、どちらかに統一することです。
自分、という言い方は一人称としては不適切で、通常は使わないほうが良いのですが、文中、文字通り自分自身を客観的に見つめる表現などに使います。
改めて、自分を見つめなおす必要を感じた。
自分にとって、勉強とは何なのかを考えさせられた。
表現の仕方によって使うと良いでしょう。