作文のイメージを作るのに重要な役割が、題名です。わずかな表現で、どのような内容かを鮮明にイメージさせることができるのです。横書き作文の書き方として、題名の理想は一行以内に収めるのが鉄則です。
でも、題名があまりにも簡素になってしまうと、内容に対する興味が薄れてしまう場合も少なくありません。そんな時に利用すべきなのが副題なのです。
題名に続けて副題を入れることによって、内容に対するイメージを具体的にすることができます。一般的には題名に続けて副題をつけるのですが、一行で収まらないということもあるでしょう。
そんな時には行を変えて書くことで、見た目にも美しい文面に仕上げることができます。これは、横書き作文のみならず、縦書き作文でも同様です。スマートな題名と副題で、内容に対する興味を持たせることができると、それだけでも文章に対する期待を高めることができるのです。
副題をつける場合には、「－」を用いるか、「：」を使って区切るようにすると、題名との境目がはっきりします。二行目に副題を用いるのであれば、字下げして書くようにすると、見た目もすっきりするでしょう。
何を語るかが見えてくる貴重な素材である題名や副題。そこに込めるべきものをどうするかは、それぞれのセンスが光ります。読ませるような工夫を行うことによって、何を語りたいかをわずかなことばで飾ることができるのです。
書籍などでも興味がわくものは題名ではないでしょうか。それと同じように、横書き作文においても、題名や副題は重要な意味を持っているのです。
