作文が苦手なのは、なぜなのでしょうか？
よく、作文を書くには5Ｗ1Ｈが大事、などと言われますが、こうした決まり事を理解して文章を書くには、それなりに練習が必要です。
作文が苦手な人は、このような練習自体が面倒くさい、というケースが多いものです。
このため、練習以前に、まず文章を書くのに慣れることが必要となります。
文章を書くのに慣れるためには、できるだけペンをいつも持つようにして、ちょっとした事を、その場で書く習慣をつけることです。
習慣とまでは行かなくても、遠足に行ったとき、行事があったとき、楽しかったこと、印象に残ったことなどを紙に書いてみるようにします。
こうしたことは、本人から自主的に行うのは少しばかり難しいかも知れません。
そこで、周りの人の協力が必要になります。
先生や、親のほうから、今日あったことを書きなさい、と言われても、なかなか書くのは難しいでしょう。
このとき、文章を書くように指示するのではなく「今日どうだった？何が面白かった？」などと聞いてみます。
すると、必ず何か答えが返ってくることでしょう。
答えが返ってきたところで「それを、紙に書いてごらん」と指示します、
このときも、文章を書くのではなく「何でもよいから、思ったことを書いてごらん」と言ってあげることです。
書いたものを読んでみて、そうか、それは良かったね、などと言ってあげれば、本人も書く喜びが味わえるでしょう。
こうしながら、少しずつ、思ったことを書くのが楽しくなるようにしてあげれば、作文嫌いも克服できるでしょう。
