作文お役立ち情報

冒頭の挨拶


手紙の場合、いきなり本文に入るのではなく、冒頭は挨拶の文で始まります。
手紙だと、まず謹啓、拝啓などの頭語で始まり、季節の言葉などを織り交ぜながら挨拶の文章を綴ることになります。
作文の場合、冒頭に拝啓などの頭語は必要ありませんが、季語なども含めて挨拶の文章で始まることがあります。
挨拶文を書くのなら、やはり季節を考え、今の季節にふさわしい言葉で述べたほうが味わいが出るでしょう。

例えば春なら、お花見・卒業・入学の季節、木の芽の萌える頃、花冷えが続く中、春欄漫の好季節、などの言い方があります。
6月の梅雨時だと、梅雨空がうっとうしい中、連日の雨も一休みで今日は久しぶりの青空で、山々の緑も雨に打たれて色濃くなる中。
夏は、暑中お見舞い申し上げます、梅雨も明けて猛暑の季節となりました、まだまだ暑い日が続く中、暑さもようやく峠を越しました。
秋は、秋晴れの心地よい季節になりました、朝夕はめっきり涼しくなりました、スポーツの秋ですね。
冬は、師走でお忙しい日々でしょう、木枯らしが吹きすさぶ季節になりました、今年も残りわずかとなりました。
こうした言葉で始めるとよいでしょう。

作文の課題でも、挨拶文を書きなさいと言われることが稀にあるので、冒頭の書き出しの言葉として、それぞれの季節ごとにふさわしい定番の挨拶の言葉をいくつか覚えておくとよいでしょう。
挨拶の定番としては、この後、いつもお世話になり深くお礼申しあげます、などのお礼の言葉で続きますが、作文だと省略することもあります。
この後は、さて・早速ですが・実は・ついては・つきましては、などの接続語を入れ、本文に入ることになります。

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