作文は、冒頭の書き出しで読み手に興味を持ってもらい、本文では、巧みな表現で読め手を飽きさせずに、最後まで読んでもらうようにしなければいけません。
そして、最後に結論に至るわけですが、最後は、やはり読み手に余韻が残るようなものが望ましいでしょう。
遠足に行きましたが、面白かったです。
やはり、これでは面白くありませんね。
ここで、もう少し自分の意見を述べ、少しばかり意外性を感じさせるような締めくくりだと結構強い印象を残します。
「遠足に行きましたが、面白かったので、また行きたいと思います」
少し自分の意見を述べると同時に、何か新しい展開も入れてみましょう。
「遠足に行きましたが、面白かったのでまた行きたいですし、他にも面白そうなところがあったので、今度はそこにも行ってみて、さらに探検してみようと思います」
また、はっきりした結論がなくてもかまいません。
むしろ、結論がなく、あいまいな言い方で締めくくったほうが、読み手にとっても、後の展開が知りたい、という興味をそそらせることになります。
「旅行に行き、いろいろなものを見ることができ、楽しかったです。
でも、他に気になるものがありましたが、そこまで見ることができなくて残念です。
そこには、一体何がったのでしょうか」
これだと、逆に読み手の想像力をかきたてることになりますね。
これ以外、意外性のある結論も印象的です。
読み手にとって、おそらくこうだろうな、と思わせておきながら、意外な結末に持ってくるような締めくくりも考えてみましょう。
